貴社の事業概要と、現在注力されている分野についてお聞かせください。
私たちは、電子ブレーカーのメーカーとしての機能に加え、電気工事および商社機能を兼ね備えて事業を展開している会社です。製品の販売にとどまらず、自社で施工まで一貫して対応できる点が、他のメーカーにはない私たちの強みです。
2020年頃より、賃貸マンションや分譲マンション、商業ビルを中心とした事業展開に力を入れています。マンションの共用部にあるエレベーターや水圧ポンプなどの電気容量・基本料金を削減する電子ブレーカーのご提案をはじめ、共用部のLED照明への交換工事など、電気環境に関する課題解決を幅広く支援しています。現在は多くの不動産管理会社様とパートナーシップ(提携)を組み、オーナー様や管理会社様が抱える電気インフラの課題に対して、費用削減のご提案から工事・メンテナンスまでワンストップで伴走・対応する業務を行っています。
導入前はどのような課題を感じていましたか?
商業ビルやマンションのオーナー様や管理会社様と接する中で、「子メーターの管理・検針業務」が非常に大きな課題となっていることが見えてきました。
一番の課題は、毎月現地へ足を運んで行う検針作業や、手作業・手入力での集計・請求計算に伴う膨大な負担です。手入力による請求ミスが発生しやすく、それが原因でオーナー様とテナント様の間でトラブルや強いストレスにつながってしまうケースが多発していました。
それまでの弊社は、電子ブレーカーの導入やLED照明交換といった「ショット(単発)の取引」が中心でした。
しかし、会社としてマンション・商業ビルを中心とした領域に軸足を置くと決めた際、お客様と継続的にタッチポイントを持ち、電気に関する困りごとがあれば、すべて相談してもらえる仕組みを作りたいと考えました。そこで、お客様の困りごとである検針業務の自動化や「検針代行サービス」を自社に取り込むことで、課題解決だけでなく、毎月お客様と接点を持てる点に可能性を感じ、事業化に取り組みました。
なぜ、「らくらく検針サービス」の導入を決めましたか?
お客様の検針負担や請求ミスを解消できる仕組みを探す中で、お世話になっている電材店様から大崎電気工業様をご紹介いただいたのが面談のきっかけです。
選定にあたっては、複数の他社製品とも比較検討しました。価格面で魅力のある製品もありましたが、クラウドでの遠隔検針には対応しておらず、私たちが実現したいサービス形態とは少し合わない部分がありました。
また、遠隔検針には対応しているものの、子メーターとの有線配線が前提となっている製品もあり、既存物件への導入においては配線工事の負担が大きい点が課題でした。
その点、大崎電気工業様の「らくらく検針サービス」は、メーター側で通信に対応できる構成となっているため、配線工事の手間がほぼ発生せず既存物件にも容易に設置できる点が圧倒的でした。さらに、遠隔で正確なデータを確認できるクラウドシステムの質の高さも大きな決め手となり、採用を決定しました。
導入後のご感想・効果について教えてください。
以前はオーナー様や管理会社様が担っていた検針業務をリモート化できたことで、現地への訪問や手入力の負担を大きく減らすことができました。請求ミスが多くてトラブルやストレスを抱えていらっしゃったオーナー様からも、「テナントとのトラブルが全くなくなった」と非常に高い評価をいただいています。
また、検針データをCSV形式で抽出できるため、請求書作成に必要なデータをスムーズに活用できる点も大きなメリットです。
さらに、このサービスを提案する中で「水道メーター」の自動検針にも可能性があると感じています。
電気だけを自動検針できても、水道検針のために結局は現地に行かなければならないという課題があるためです。実際にお客様からも「水道も一緒にやってほしい」というご要望をいただいており、らくらく検針サービスで電気と水道をまとめて管理できるようになれば、サービスの活用範囲もさらに広がると考えています。
事業面においても、検針代行サービスを通じてオーナー様や管理会社様との接点を持ちやすくなりました。検針のご相談を入口に、共用部LED交換や電子ブレーカー導入など、他の電気設備の提案につながっています。
今後のエリア展開や展望(ビジョン)について教えてください。
現在子メーターの検針代行サービスは、東京を中心とした関東圏での導入がメインとなっていますが、今後は九州エリアでも、導入に向けた動きを進めていきたいと考えています。九州には弊社としての事業基盤もあり、これまで培ってきた管理会社様とのネットワークもあるため、すでに具体的なご相談をいただくなど、展開に向けた動きが出始めています。今後は、関東と九州の二軸で、導入に向けた取り組みを進めていきたいと考えています。
また、検針代行サービスを通じて毎月確実にお客様とタッチポイントを持ち続けることで、最終的には「電気のことならユニバーサルリンクス」と真っ先に思い出していただけるような関係性を目指しています。
- 導入物件
- ラ・カシータ(東京都)
- 検針点数
- 12点